転院後、最初の胚移植結果

転院後、無事に採卵ができて受精・凍結までたどり着いたので、採卵から5日後に胚移植を行いました。

妊娠判定日は移植から2週間後。もしもそれまでに生理が始まってしまった場合は病院に連絡です。

移植後の生活

病院からは、移植後は特に安静にする必要もないし、激しい運動以外は運動も問題ないとの説明だったので、移植後は普段通りの生活を送りました。

移植後に渡された注意事項が記載された紙の中で、明確にダメとなっていたのは喫煙で、それ以外は飲酒も含め控えれば問題ないと言うような感じでした。

激しい運動ではないので、ヨガを行ったり、自転車に乗ってホテル近辺に買い物に行ったりすると言う普段通りの生活で過ごしました。

お酒は、以前の病院の時は「妊娠していると仮定して過ごす」と言われていたのもあり、飲まないようにしました。

移植後2週間

妊娠判定日は月末で連絡をもらっていましたが、判定日より数日前に血のようなものがおりものに混じってきました。

初日は血の量も少なかったので、気のせいだと思いたかったですが、2日目になってちゃんとした血が始まったので、生理が来たのだと確信しました。

治療断念 or 継続?

実は転院した時に、遠方の病院なこともあり、1度だけの治療のつもりで覚悟を決めていました。最後の治療です。

ただ、今回転院して一度の採卵で胚盤胞まで育った卵が2個あったと言う事実が、私の心を揺さぶりました。

転院前の病院では、胚盤胞まで育たなくて、半年以上も移植をできていませんでした。採卵できて、受精はするのに育たない状態がずっと続いていたのです。

原因を病院に聞いても特定はしてもらえず、「良い卵に巡り合うのを待つしかない」と言われ続けてきました。

転院して治療方法を変えた途端に、その「良い卵」に巡り合ったと言うことでしょうか?

違うのだと思います。

今回採卵した卵は、卵子の周りの透明体と言うものを初期の段階で除去すると言う、日本でこの病院でしか行っていない新しい治療法を使っています。

病院からの説明でも、全ての人に効果がある治療方法ではないけれど、私のように卵が育たないと言う患者さんには効果が期待できると聞いていました。

透明体除去の治療法が私の場合は効果が出た、と言うことなのだと考える方が自然です。

かかった治療費と滞在費用

ただでさえ高額な治療に加えてホテル代が加算されて、一周期の治療でざっくり100万程かかりました。

採卵・培養・移植までの合計で、病院への支払いは64万円でした。

これに加えて、1ヶ月間のホテル代が24万円

東京から鳥取までの2人分の飛行機代で6万円(片道3万円 x 2人分)

滞在中の移動に利用したレンタカーや、食事代を合算すると100万以上の出費です。

もう一度・・・頑張る

費用面での負担が大きく、かなり悩みました。

  • 最初の予定通り、今回の治療で断念する方向で、凍結してある卵の移植のみを行う。
  • 今回の生理での採卵準備に入り、もう1周期頑張ってみる

転院してすぐに移植まで行えたことの希望が想像以上に大きかったことと、凍結してある卵子の状態がそれほど良くない点が気になって、かなり悩みました。

悩んだ結果、どうしても今回で治療を辞めると言う結論を出すことができませんでした。

もう一度、採卵からやり直して頑張ることにしました

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